カットが出来るかどうかは、メディアの厚みや素材、硬さによって決まります。
極端にやわらかい素材や、硬い素材は切れないことがあります。
また、厚みは台紙も含めてフィルム系素材で0.3 mm以下、紙系の素材の場合は0.25 mm以下が目安となります。
使用するカッティングマシンやカッターの種類によってカット可能な厚みは異なります。
- 高輝度反射フィルム
道路標識などに使われている素材です。光が乱反射するように小さなビーズなどが練りこまれています。刃は入りますが、刃こぼれを起こします。
- 繊維が入っているもの
補強のために糸が入っている紙や和紙も繊維がはっきりしているので、この類のメディアです。刃先が繊維に引っかかり、正確なカットができません。
- 表面が平坦でないもの(でこぼこのもの)
カット圧が均一にかからず、切り残しが起きます。
- 2種類以上の素材を重ねた重ね切り
重ねた部分が滑り、紙詰まりが発生します。
滑り防止のためにのりを使うと、のりが刃先に付着し、スムーズなカットができません。
- 金属
薄くてもカットできません。故障の原因になります。
- 金属箔
カットできません。故障の原因になります。
- 木材
カットできません。故障の原因になります。
- プラスチック
カットできません。故障の原因になります。
- 段ボール
カットできません。クラフトブレードを使用してもカットすることはできません。
- プラ段
カットできません。クラフトブレードを使用してもカットすることはできません。
上記の場合でも、素材の種類や厚さによってはクラフトブレード ( オプション品 ) でカットできる場合があります。